
保険は本来、商品を販売する保険営業マンのためにあるものではありません。
日本には、社会保障制度という仕組みが存在し、国民が最低限生活をしていくために国から保障してもらっているものです。
海外では医療費や老後資金など全て自己責任で準備しないといけませんが、日本では例えば医療費は一部負担でよかったり、老後の生活が安定して過ごせるよう年金が生きている限りもらえます。
しかし昔と比べて金利は下がり、物価の上昇や電気料金の値上がりで年々生活費に負担が増え社会保障だけでは安定した生活が難しくなることも増えてきました。民間の生命保険や医療保険は、そういった公的保険でカバーできない部分を補う為に活用されています。また、ペット保険のように、国の制度では対応できないニーズに応える保険もあります。
自営業者・フリーランス
自営業者やフリーランスは、会社員が加入している厚生年金や労災保険に加入していないことが多いので、将来の年金額が少ない可能性があり、中長期の病気やケガに対する保障も不足しがちです。
特に、自身が予期せぬ事故や長期的療養が必要な病気に罹患した場合、生活を維持していく事が会社員と比べて難しい給付要件なので自助努力が必須になります。
子育て世帯
社会保険の給付には上限額があります。子育て世代の親御さまは家庭の収支のバランスが崩れたとしてもお子様が希望する進路を制限させたくはないと思うはずです。万が一のことを考えた時に習い事や受験費用、大学・専門の学費の心配のないようにする手段として保険は活用されています。
一人世帯
配偶者や子供がいない場合、病気やケガで働けなくなった時のサポートが少なく、孤立する可能性があります。また、老後の生活も不安定になりがちです。生活保護制度があるので最低限の生活は確保されますが制限も多いので可能な限りご自身で生活できるようにすることをお勧めします
若年層
若い世代には、今後国の制度改正によって公的年金の額が減ったり医療費の負担割合が増える可能性があります。
後に慌てなくて済むように早い段階からの資産形成や、併せて、将来のライフプランに基づいた適切な保険の加入検討が必要だと思います。
転職が多い人
転職が多いと、企業年金や退職金が少なくなる可能性があります。雇用保険などを活用しながら、新たな転職先でも適切な保険や年金制度に加入する事と、ライフスタイルの変化による補償の過不足を確認する事が大切です。
高齢独身者
高齢になってくると年齢が若い時に比べ思うように出来ないことも多くなるので生活する中で何かとお金に頼る場面も増えてきます。
そして、老後に頼る家族がいない場合、費用が抑えられる在宅介護が難しい事も事実です。
親族がいたとしても迷惑をかけたくないと願う方も多いので、介護保険を活用して費用を補填したり、老後生活がストレスなく過ごせるように準備しておくことをお勧めします。